サーキュラーデザインミュージアム @ Entô 開催レポート

「ないものはない。価値のないものはない。」

この言葉を合言葉に、島の暮らしにある“循環”を見つめ直す企画展

「Oki Circular Design Museum(隠岐サーキュラーデザインミュージアム)」

を海士町のホテル Entô 新館 Annex NEST で開催しました。
(2023年4月22日から5月7日)

港をのぞむジオラウンジが、約2週間だけの“ちいさな博物館”になりました。


島でめぐる「見えない循環」

この展示は、隠岐で実際に行われている循環の取り組みや、
これからつくっていきたい“未来の循環”を集めたもの。

漂着ごみ、古着、端材、紙くずなど──

普段なら「いらない」とされるものの中にも、
新しい価値が眠っていることを感じてもらえたらと思いました。

「目に見える循環」だけでなく、
「目には見えないけれど、大切にしたい循環」もここにあります。


初日の朝から、笑顔でにぎわう空間に

初日(4/22)は朝からにぎやかでした。
Entôの宿泊客や島の方々、高校生やお子さん連れの家族など、
午前だけで40人以上が訪れてくれました。

展示を見たり、手に取ったり、港を眺めながらおしゃべりしたり。
自由に過ごせる空気が、自然に生まれていました。


高校生が描いた「理想の未来」

会期3日目には、隠岐島前高校の生徒たちが授業の一環で来場。
展示を見て感じたことをもとに、

「理想の未来ってどんなだろう?」

と対話の時間をもちました。

「もっと地域の人と関わりたい」
「資源を生かす仕事がしたい」

そんな声が、付箋とともに壁一面に広がっていきました。


さざえタワー選手権!

展示の中でも人気だったのが、「さざえタワー選手権」
食後に残るサザエの殻をただ捨てるのではなく、
「何かに使えないかな?」という発想から生まれた遊びです。

この日は最高記録51cm!みんなで笑いながら、
“廃棄物がきっかけで盛り上がる”という不思議な時間になりました。


展示を終えて

この企画を通じて感じたのは、

循環は特別なことではなく、暮らしの中にある

ということ。手を動かし、会話を交わしながら、

「自分にもできることがあるかもしれない」

と思ってもらえたなら、それがいちばんの成果だと感じています。

次は、展示の場を超えて、
学校や地域の現場で“体験できる循環”を増やしていく予定です。


開催概要

  • タイトル:Oki Circular Design Museum(隠岐サーキュラーデザインミュージアム)
  • 会期:2023年4月22日(土)〜5月7日(日)
  • 会場:Entô 新館 Annex NEST 1階 ジオラウンジ(海士町福井)
  • 主催:隠岐サーキュラーデザインラボ(CDL)
  • 来場者数:延べ400名

もっと知りたい方へ


CDLより

“循環”は、ものを再利用することだけではなく、
人と人がつながることでも育まれます。
これからも、楽しく、ゆるやかに、
島の中でできる小さな循環をつくっていきます。