ー 牡蠣の殻も、海のプラも、もう一度、まちの仲間に。
海士町の新庁舎「あま丸」をつくるプロジェクトの中で、
またひとつ、手しごとの循環が生まれました。
2024年9月、第2回 家具再生大作戦を開催。
今回のテーマはちょっと盛りだくさん。
「家具を再生する」に加えて、
「牡蠣の殻でタイルをつくる」「海のプラごみをアップサイクルする」という、
まさに“島ならでは”の挑戦です。
朝、家具と素材にごあいさつ
会場に集まったのは、小学生から大人まで約30人。
新庁舎に置く家具やタイルの素材を前に、
「これ、どうやって直す?」「この殻、けっこう硬いね!」
そんな声が飛び交い、朝から笑顔があふれます。
今回は3つのチームに分かれてスタートしました。


🪑 家具チーム
古いソファをベンチにリメイクしたり、
使われなくなった机を磨き直したり。
やすりをかけるたびに、木がまた呼吸を始めたよう。
「家具って、人と同じで手をかけると元気になるね」
そんな言葉が印象的でした。

🦪 牡蠣タイルチーム
海士町といえば、牡蠣。
でも、食べたあとの殻はほとんどが廃棄されてしまいます。
そこで今回は、砕いた牡蠣殻をモルタルに混ぜてタイルに再生!
トンカチで殻を砕く「カンッカンッ」という音と、
笑い声が会場に響きました。
「これ、ほんとに“ごみ”なの?」
「いや、もう“素材”だよね!」
そんな会話が自然に生まれるのが、このWSのいいところ。

🌊 海洋プラタイルチーム
海岸に流れ着いたプラスチックごみを、洗って、乾かして、
細かく砕いて、タイルに生まれ変わらせました。
青、ピンク、黄色、白——。
海から届いた色たちが、テーブルの上で小さな“作品”になります。
「海のごみが、こんなにきれいになるなんて!」
完成したプラタイルは、
これから新庁舎のワークスペースで使われる予定です。

手を動かすと、気持ちも動く
午後になると、参加者同士の距離もぐっと近くなりました。
「ここ塗る?」「もうちょっと砕こうか」
大人も子どもも関係なく、いつのまにかチームのように動いています。
作業が終わったあと、
磨かれた家具とタイルを見ながら、
「これが新庁舎に置かれるんだって思うと、嬉しいね」
と誰かがつぶやきました。
その言葉に、みんながうなずきました。

“すてないデザイン”は、人をつなぐ
家具も、牡蠣殻も、海のプラも。
すてようと思えばすてられるけれど、
「手をかける」ことが、関係をつくる
と気づかされます。
モノと人、人と人。
この町の“循環”は、そんな小さな行為から始まっています。
イベント概要
- イベント名:第2回 家具再生大作戦(リメイク家具・牡蠣タイル・海洋プラタイル)
- 開催日:2024年9月(詳細は note 記事① / note 記事② へ)
- 会場:海士町内・あま丸関連施設
- 主催:隠岐サーキュラーデザインラボ(CDL)
- 協力:SUKIMONO、海士町のみなさま、海士町役場、AMAホールディングス
CDLより
すてるものがなくなると、まちは面白くなる。
どんな素材にも、次の出番がある。
そんな気づきを、みんなと一緒に形にできたことが嬉しかったです。
次回も、手しごとの循環を楽しみましょう!
